日記
嵐というものは。
嵐というアイドルグループに対して、何か特別な感情を持ったことはなかったんです。
嵐、知ってるよ。
マツジュンがいるよね〜。
ドラマや番組もやってたよね。
本当にそれくらい。
男性アイドルに興味がなかったのもあるし
嵐が全盛期(いつだって全盛期だったとは思うけれど)の頃、私はアニメやネットを眺めて喜んでいました。
いつだったか、オーノ君が怪物くんのドラマに出ていた頃
友達がぬいぐるみキーホルダーに手作りの怪物くんの衣装を着せていたのを
「チョコバットのキャラか」
と聞いてブチギレられたこともありましたっけ。
そんな嵐も解散宣言をし世の中を阿鼻叫喚させ
それらも去った今、私は生まれて初めて嵐のLIVE映像を見たんですね。
YouTubeの自動再生であらゆるアーティストのPVやLIVE映像が流れていく中
花より男子のOPだかEDだかのone loveを歌うLIVE映像がピックアップされ
「百年先も愛を誓うよ 君は僕の全てさ」
と歌うマツジュン(しかも跪いて)がアップで映った時、ここ最近で一番の衝撃を受けましたね。
そもそもあれマツジュンの声だったのか、というのもあるのですが
あの歌詞を歌うマツジュンは、誰を思い浮かべてあんな表情をしたんでしょう?
眉間に皺を寄せ、悩ましく下がるあの眉毛
優しく瞑った瞼の裏に誰を浮かべているのか、青いTシャツを着た胸をぎゅっと握りしめるマツジュン。
レミオロメンは瞼の裏にあなたを宿しましたが
マツジュンの瞼の裏に浮かび、なおかつあの表情をさせることのできる人間がこの世にいるんでしょうか?
いたとするならば、限りなく神に近い人物なのではないでしょうか。
はたまた、誰かを浮かべることもなく
「百年先も愛を誓うよ 君は僕の全てさ」
という言葉を自分が言うとしたら、そういう表情をするであろうという事なんでしょうか。
訳がわからず取り憑かれたように秒数を戻し、何度もマツジュンを跪いて歌わせ
もはや私に向かって言ってるんじゃないかと錯覚し始めた頃に
1度しかないこのLIVEで、観客はもちろん
記録として残って全世界に何年何十年と繰り返し見続けられると知りながら
堂々とこの表情をする、この表情が出来る人間であること
これが嵐というアイドルグループの凄さだったんだと理解したわけなんですね。
世間はとっくに昔からそれを知っていたからこそ
嵐を支持し続け失うことを嘆き悲しんだんですね。
そこからのめり込むように見れる限りのLIVE映像を観ました。
あんなに動いて、歌って、それでも笑顔でいて
ノースリーブから見える脇毛も最初は何か嫌だな…と思ったのにそれさえ忘れていく魅力さが確かにあります。
オーノ君はどれを見ても終始あまりやる気がないような顔をしているのに
monsterではあの指の先に自分がいたらいいとさえ思うようになりました。
リハーサル映像なのか、コロナ禍中の無観客ライブなのかわかりませんが
観客が誰もいないのに、いるかのように振る舞う彼らのプロ意識にもしっかり脱帽しました。
マツジュンは国宝なんじゃなかろうか。
オーノ君は嵐に入る前から辞めたがっていたそうだけれど、ずっと応えて頑張ってきてそりゃあんな表情にもなりますよ。
しがらみもなくなり、三宅島かなんかで心置きなく釣りをして過ごして欲しいです。
あとの3人はよくわかりません。
少し細いのが二ノ宮君で、残る2人は今もたまに見ますね。
実のところ、あまり人の名前と顔を覚えるのが得意じゃないんです。
きっとこの嵐ブームも1ヶ月経った頃には忘れているでしょう。
解散したとしても惹きつける魅力をたぎり続ける嵐。
正確にはマツジュン。あとオーノ君。
これからの個人の活動に幸あれ、そう思った秋の始まりでした。