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日記

救われるための小さな勇気について
2026.08.03 16:00 ヨル (特別美人千葉本店)

救われるための小さな勇気について

私が最初から完全なS嬢だったかというと、
たぶんそうではない。
もちろん、その素質のようなものは
最初からあったのかもしれないけれど、
今になって振り返ると、
あの頃の私は
まだ“なんちゃってS”みたいなものだったと思う。

当時は、今みたいに自分の役割に
ついて深く考えていたわけでもなかったし、
特別な使命感があったわけでもない。
ただなんとなく、流れに乗ってそこに立っていた。
そんな感じだ。
 

でもある日、理由はうまく説明できないんだけれど、ふと「もうSに全部振り切ってみよう」
と思った瞬間があった。
人はときどき、はっきりした理由も
なく方向を決めてしまうことがある。
私にとってはそれが、そのときだった。

だから私は日記を書いた。
もしこの世界に、
本当にそういうことを
求めている人たちがいるなら、
きっと来るだろうと思って。

するとどうだろう。
本当に、わんさかとドMたちがやってきた。

それはちょっと不思議な光景だった。
まるでどこかの地下鉄の扉が突然開いて、
今まで見えなかった人たちが
次々と地上に出てきたみたいに。

「この世界に、こんなにたくさんいたんだ」

と、私は正直に思った。

私は攻めることに対して、あまりためらいがない。
だから普通の人が「それはちょっと……」と
眉をひそめるようなことでも、
わりと自然にできてしまう。
自分でも不思議なくらいだ。

そしていろんなドMに出会ったあと、
彼らはだいたい同じことを言う。

「ずっと叶わないと思っていたことが、できました」
「画面の向こうで見ていたことが、現実になりました」
「本当に来てよかったです」
  

その言葉を聞くたびに、私は少し胸が熱くなる。
  

世の中には、 
自分の欲望を
ずっと隠して生きている人が
思っているよりずっと多い。
そしてその多くが、
満たされることなく時間だけを過ごしている。

それに気づいたとき、私は思った。

ああ、これはもしかしたら
私の仕事なのかもしれない、と。

だから私はよく言う。

風俗は救済だ、と。

もしその人が僕に出会わなかったら、 
もしかすると一生、 
自分の欲望を誰にも 
打ち明けられずに終わっていたかもしれない。

でも私を見つけて、
勇気を出して会いに来てくれた。
それなら、少なくとも
その勇気は無駄にはしたくない。

 

だから私は、いつも全力で向き合う。

もし私に会うことがあったら、
恥ずかしがらなくていい。
君が本当にしたいことを、ちゃんと教えてほしい。

なぜなら僕は君を救うために生まれ変わった、
小さな天使なのだから。